富士通ScanSnapS1100スキャナー を普通に pdfスキャナとして使う設定

超小型スキャナ S1100

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スキャンスナップS1100 スキャナー

今まで使っていたフラットベッド型スキャナを処分して、小スペースでレシートとか、説明書とか、さっとスキャン保存したい。

超小型で、wi-fiも電池も不要。 そうするとUSB接続が良い。
S1100は、古い機種だけれど、評判も良いので購入。

普通にファイルを保存できないのかな?

ハードは扱いやすく、読み取りも早く、気持ちの良いモーター音。
ところが、付属ソフトがわかりにくい。

選択肢が多すぎる。

老舗の大メーカーだけあって、なんでもできます。信頼性あります。
という感じはわかるのですが、普通のTWAIN規格とかに対応していない。
だから、ACROBATやワードでのスキャン取り込み作成ができない。

なにこれ状態。

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富士通のサイト S1100ドライバー・ソフトウエア

じっくり読んでも理解不能。なにをどうすれば?状態。

1. ScanSnap Home
2. ScanSnap Organyzer

という二つのソフトウエア体系があるようだ。

1. はスキャン文書を読んで、AIで自動的に内容を判断、振り分け保存までできる。
という感じ。 レシートを読ませてみたら、日付、値段などが自動認識される。
すごい。

ところが、AIは完璧ではなく。99%の認識でも、結局手動での修正が必要。
困ったのは、保存先。 読み取りデータがどこへ行ったのかがわからない。
なんとか該当pdfを見つけて移動させたら、管理ができなくなってしまう。
要するに、pdf以外に紐づけされた付加データも一緒に保存されるようだ。

いや参った。
単にPDFで読んでくれれば、自分で作ったフォルダに入れるから・・・
という人のために、2. を残してあるのだと理解。
ところが、こちらも良くわからない。

ScanSnap Organyzer で単純に読み込みたい。

ということで、最終的に使っている自己設定、使用法のメモ (あいうえお)

(あ)使う(インストールする)ソフトウエアは、ScanSnap Organyzer( スキャンスナップ オーガナイザー)だけ。 これにはハードウエアのドライバも含まれ、同時に導入される。

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すると、ScanSnap Manager と、ScanSnap Organaizer という二つのソフトが入る。

(い)ScanSnap Manager の設定

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ScanSnap Manager の設定を立ち上げ、ファイル保存先、形式を設定する。

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保存先は、 C:¥scan にした。(default. ネットワーク保存されなかったときの予備)ファイル形式は、PDF とした。 jpegも選べる。

(う)ScanSnap Organaizer の設定

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つぎにScanSnap Organaizer を立ち上げる。

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表示で、アプリケーション とキーワードのCKを外す。

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フォルダの割り当て → 保存させたいフォルダ(ここではネットワーク内の別のPCのフォルダを指定)

できた フォルダを “scan文書”という名前に変更。

(え)scansnapを つないで開く

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前扉を開く(下げ開ける)ことで、電源が入る。

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すると、PC右下に、読み取り可能の メッセージ

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書類を差し込んで、本体右の青ボタンを押すと、読み込まれ、この画面がでる。
(日本酒パックを切った ごっつい紙も読んでくれる。)

次の書類がなければ、右下の終了ボタンを押すこと。

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すると、保存先の選択、プリンタ印刷を選べる。

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ここで、ファイル名を記して、保存をクリックすれば指定フォルダへpdfとして単純に保存される。

(お)通常の使い方。

・読み込ませたい書類を用意。
・スキャナの扉を開き、モータ音が止まるまで待つ。
  準備できましたのメッセージが表示され、アイコンが青に変わる。
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・書類を少し差し込む(自動で噛みこまれる)
・読み取りボタンを押すと、スキャンが始まる。

・スキャン画像が現れる。
・1枚が終わったら、次を差し込む。 間を開けないとエラーになる。
・文書がなくなったら、読み込み終了をクリック
・名前を付けて保存

読ませて、保存 というあたりまえの使い方です。

ソフトウエアは更新されるので、以上の説明は現時点です。
読み取り終了後、保存前に追加スキャンのボタンがほしいなー

希望:すでに作成したPDF文書へ追加ができると便利なのですがねー 無理でしょうね。

NVMe SSD クローンマシーンを試す。

NVMeの扱いはよく知らない。

SSDは、SATAの時代から m.2 NVMe に主流が変わっている。(Non-Volatile Memory Express)
なんといっても速度が早い。
CPUの高速化に伴い、ディスクも高速化しなくては。

けれどNVMe SSDはまだ扱い慣れていない。
メインマシンである HPのデスクトップ機が NVMe SSD起動だったのだけれど、あえてmSATA SSDに起動変更させている。
SATAならバックアップクローンマシンがあるので、安心して大胆に環境構築できるからだ。

NVMe起動させているPCは、LG Gram17 1台しか所有していない。
幸いLG Gramには NVMe SSDのslotが2つある。
一つ追加して、NVMeでも SATA同様にcloneできることは確認している。
(EasUS Todo Backup13.5 を購入し、本体に入れたμSDからバックアップ起動)

NVMe SSD用クローンマシーンの製品がなぜか無かったのだが、いくつか出てきたので、試したく購入してみた。

NVMe SSD専用のクローンマシーンを使ってみる。

早速2本(各250GB)を source側 とtarget側に差して、電源ボタンを押す。
10秒くらいして、SSD下のLED(青)が点灯。 認識したようだ。
クローンボタンを5秒くらい押すと4つのLED(緑)が点灯。
指を離すと、4つのLED(緑)が消えた。
これでスタートしたはず。

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SOURCE(クローン元):windows11環境(テスト導入したもの。)
TARGET(クローンさせるSSD):win10の環境が書き込まれている。

ところが、4つのLEDは消えたまま。 なんの反応もない。
1時間待ってみたけれど、本体が異様に熱くなるだけ。

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説明書には、%に応じて順番に点灯するとある。
・・しばらく、待ってから・・・・準備には時間が・・

おかしいなー  初期不良?
しかし、PCにつなぐと、外部ディスクとして普通に認識する。

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わかったこと。

クローンスタートしなかった原因

・TARGET側SSDが Bitlocker処理(暗号化)されていたため、容量が小さく認識された。
 ターゲット(書き込み側)がソース(元SSD)より、少しでも小さいとクローンを開始しない。

たまたまソース側のSSDが bitlock用に準備されていた。

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別のPCで見たところ、ビットロック準備(ロックできる状態)されたSSDには、黄色マークが付き、2台のSSDとして認識された。

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ディスク管理で見ると、ターゲット側(ディスク3)は、H: NTFS I:FAT? という2つの領域に分割されている。

つまり、クローンスタートしなかったのは、232.87GBのSSDから、214GBちょっとのSSDにクローンしようとしたためと思われる。
SSD全体容量は、ターゲットの方が若干大きい(238.46GB)ので、普通ならクローン動作が開始される。

どうやら小さなSSD(238.46-1.17-5.59GB ?)と認識されているようだ。
これを裏付けるため、ディスク3のBitlocker領域を削除してみた。

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bitlocker領域は、右クリックからのボリュームの削除で消すことができた。

そして、再度クローン操作を開始。

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すると、今度は 25%のLEDが点滅を開始した。 これなら開始したということがわかる。

その後、順に4つのLEDが点滅し、最後は4つとも点灯しっぱなしになった。クローン終了。
(250GBの SSDは20分程度でクローン処理された。 早い。)

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クローン後をディスク管理で見る。ターゲットは本来ソースより小さいどころか、5.59GB余っている。
同じ250GBなのだけれど。

・容量表示が同じ250GBであっても、わずかに容量が違う実例。⇒ P.S. 誤解あり。
ちなみに、クローンされて同じ内容になったので、ソースと、ターゲットを逆にしてクローン開始させてみた。
すると、LEDは点灯しない。 おー これは正常だな。大きい容量のディスクを小さい容量ディスクにクローンしようとしたのだから、不可能。
よく観察すると、ターゲット側のLED(青)が消えている。

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Target側のLED(青)が消えた。 クローンボタンを押す前は点灯していた。


その他、気づいたこと。

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WIN11 SSDをSource側にしたとき。(左に刺した場合)

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WIN11 SSDをTARGET側(右に刺したとき)

クローンマシン上のSSDを Source側 、Target側で入れ替えても、ビットロックされたSSD(win10)は H:  I:として認識。
ちょっと混乱する。 間違えてクローンしたらたいへん。


P.S.
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よく確認したところ、同じ250GBだと思っていたSSDの容量は・・
書き込み側が256GBでした。  TARGET側が 6GB大きくても、ビットロック領域によって小さく見えたため、クローンできなかったということです。


購入したNVMe SSD クローンマシン
MT-ME922-JP MTAKYI

 

EaseUS Disk Copy Home無料版でバックアップクローンハードディスク作成

ワナクライ(WannaCry)など、ネットにつながっているだけでパソコンに侵入し、データを参照できなくさせる身代金請求ウイルスソフト。
あちこちで大変な被害が出ています。

これに対抗するには。
→ 正常時のハードディスクを丸ごとバックアップさせ、感染したときには正常時(ウイルスが存在しない時点)に戻すことが一番確実だと思います。
つまり、自分のパソコンの複写(クローン)を作っておき、不具合時はクローンから複写しなおすことで、内臓HDDを正常時の環境に戻すことができます。

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HDDの丸ごと複写を作っておく。
これが最良のバックアップ対策です。

Windows標準機能にあるバックアップで良いのでは?「Windows標準のバックアップでは、とにかくWindowsが起動することが前提。ウイルス感染などの不具合時には、Windowsが正常に起動しないので、バックアップ復元までたどりつけません。」


クローン作製(HDD複写)を作れるソフトとして、
EaseUS Disk Copy Homeがおすすめです。

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https://www.vector.co.jp/download/file/winnt/util/fh599393.html

このソフトは、個人的利用に限り無料使用可能とされています。
(有料版:ダウンロードサイト https://jp.easeus.com/disk-copy/home-edition/)


バックアップの流れ

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1. Windows上でEaseUSを立ち上げて、単独起動(BOOT)用のCD(コンパクトディスク)を作る。

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boot CD(ブートCDから起動させられる。)

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2. 電源を切って、複写先HDDと、CDドライブを接続する。(USB経由など。)

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3. 電源を入れて、CDから起動。(BIOS設定が必要)
メニューを選択して内部HDDを外部HDDへcopy(複写)する。

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バックアップHDDの完成。
これは、内部のHDDと同一(クローン)なので、
・内部HDDがソフトウエア的に壊れた時は、CDから立ち上げて、外部HDDから内部HDDへ複写する。
これにより、正常時の環境に戻ります。
・内部HDDが、ハード的(物理的)に破損した場合は、外部HDDを内部へつなぎかえるだけで正常起動します。
(外部HDDをSSDにすれば、SSD換装ができたことになります。)
(外部HDDの容量拡張にも有効。交換後に、Windowsのディスク管理で調整)


注意点:
・バックアップしてから変更された部分は戻せません。 したがって、3か月毎とか、新たなソフトウエアの設定(認証)などをしたときにHDD複写しておくことが重要です。
・バックアップ作業中(2-3時間)は、パソコンを使えなくなります。したがって、寝る前にバックアップ作業を行うと良いでしょう。 また、起動させながら複写させられるソフトもあります。(ただし環境によってエラーなどが出やすいので。おすすめしません。)
・バックアップソフトは、復元できることを確認できてから運用しましょう。


参考:市販バックアップソフト等

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EasUS DiskCopy ダウンロード有料版